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「社会を変えていくひとり」インタビュー
Interview

Vol. 02

取材日:2016年11月30日

  

医療と発達障がい、医師と当事者、それぞれの視点で考える支援者支援と地域づくり。   

特定非営利活動法人 ぐんま Holistic Health College

 代表 関根 沙耶花

事務局長 三田 章子

キーワードは「自立した健康づくり」のための「学び」。
 
どのような活動をされているのか教えてください。

関根

自立した健康づくりのための学びの場を提供しています。具体的には、心と身体の健康に関する講演会やセミナーを開催し、多くの方に自立した健康づくりについて知ってもらうことです。

三田

それと、そういった「学びの機会」を通して、ピアサポート的なコミュニティーを育てることも活動の一つとして大切にしています。

お二人はどんな形で出会ったのでしょうか?

関根

三田が私のセミナーに参加してくれたことがきっかけでした。

三田

セミナーに参加して、関根の医療の枠組みにとらわれない診療方針に感動して思わず声を掛けたのが最初です。

事務所にて
ぐんま Holistic Health College 事務所にて
ぐんまHHCをつくったキッカケは何でしたか?

関根

2年前に前橋で総合医・心療内科医としてサヤカ・クリニックを開業しました。そこで、医療の枠組みだけでは、医療依存が強化されてしまうと危機感を感じました。色々と活動していく中で、患者自身が自分で学び改善を実感できることの大切さや、患者自身の意識が変わることが大事なのだと知りました。真の健康作りのためには、学びの場が必要だと思い、仲間とぐんまHHCを立ち上げました。

三田

私の原動力となっているのは、私自身や家族が生きづらさを抱えて困っていた経験から。発達障がいは学校や社会という枠組みの中では生きづらく、理解を得づらいのが現状です。ひとりでそのことを訴えかけていくのは大変で、協力を仰げないこともありました。活動を始めたきっかけは、同じような志を持った仲間達との出会いですね。仲間達がいなかったらこれまでの実績も、今後の活動もないと思っています。

お二人とも、医療の視点、当事者の視点から実は同じことを考えていたんですね。

関根

本当ですね。今気づきました。(笑)

三田

教育も福祉も、医療が変わらなければ動かないものなので、関根との出会いは貴重でした。

ぐんまHHCは、どんな方が利用または参加できますか?

関根

健康づくりに興味関心のある方はどなたでも参加できます。現在は、心の健康に関するセミナー・講演会に力を入れており、特に「発達障がい」に取り組んでいます。このため、生きづらさを抱えている子どもから大人まで、その当事者と家族、支援者が多く参加されています。

三田

具体的には、医療の仕組みに頼らずに自らの力で病気を治したいと思っている人。自然療法に興味のある主婦、医療従事者、福祉関係者等です。長い間、医療機関に通っているが思うように治癒出来ず、不安を抱えている人や、慢性疾患病や発達障がい等、産まれつきの障がいから、ずっと症状に向き合わなければいけない人などです。
あとは、それらのサポートに当たる人達、家族や指導者の方も是非参加していただきたいです。

 
今後の目標や予定があれば教えてください。

関根

12月18日に、発達障がいに関する講演会を開催します。
健康づくりと共にまちづくりを進めて行きたいと思っています。人が健康に生きるためには、人と人とが依存ではなく、お互いが自立して尊重し合って支え合う関係が必要です。つまり、病気は、病院の中だけでなく、地域全体で考えていく必要があります。ですから、私たちは、健康づくりを通して地域の活性化に貢献したいと思っています。子どもが見て、「こんな大人になりたいな。」「こんな職業についてみたいな。」と思える若手起業家をいっぱい集結させて、健康で生き甲斐が溢れている面白いまち作りを推進していきたいと思っています。

三田

地域のメンタルケア・アドバイザーを育てる事。
家庭のお母さん、社内メンター、教育現場メンター等、医療機関や投薬に頼る前に、セルフメンタルケアの指導が出来るような人材育成をしていきたいです。

障がいのある人に、メッセージをお願いします。

三田

ストレス社会と言われる今日では、障がいがあってもなくても、みんな何かしらの「生きづらさ」を抱えて生きています。誰もが「私、こんなことに困っているんだよね!」と気軽に言い合えるような、地域や社会を創って行きましょう!

関根

障がい者をことさらに区別するのではなく、お互いに尊重し合えることが重要だと思っています。新しい枠組みの中で、一緒により良い社会を創っていきましょう。

チラシを持って
2016年12月18日に開催する「発達障がいシンポジウム in Gunma」のチラシを持って