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「社会を変えていくひとり」インタビュー
Interview

Vol. 03

取材日:2016年11月22日

  

障がいがあるからこそ、価値ある仕事を。   

就労継続支援B型事業所 ココロスキップ
施設長

大政 マミ

日本は障がい者と共存している国だと胸を張って言える日。
 
どのような活動をされているのか教えてください。

大政

お客様からお預かりしたお名刺に点字を刻印する「点字名刺プロジェクト」という活動をB型事業所内のお仕事として行っております。
点字名刺の作成、梱包や配送、納品書や請求書の作成、メール対応などを、視覚障がい、精神障がい、知的障がいのある方々にお願いしています。一人一人が、得意な事、できる事を活かして仕事をすることで商品やサービスに付加価値を付けていきたいと考えています。

点字名刺の事業を始められたキッカケは何でしたか?


大政

私が中学生の頃、おじが交通事故に遭い障がい者となりました。

健康で産まれてきたとしても、いつ障がい者となるかわからない。障がいを負うリスクというものがゼロにはならない現実に、何か意味があるのではないかと考えるようになったのが一番最初のきっかけだったように思います。

障がいを排除するのではなく受け入れる社会が自然な社会であり、優しい社会になるのではないかという思いが強くなり
「障がいがあるからこそ、価値のある仕事が作り出せないか」と模索しました。
社会や会社にあわせるのではなく、障がい者の方々にあった仕事を作り出す事で付加価値を付ける事ができれば、障がいがあっても所得をあげる事が出来るのではないかと考えていく中で、点字名刺と出会い「点字名刺プロジェクト」をスタートさせました。点字名刺は障害がない人が作業を行っても全く価値がありません。

「障がい」がプラスの価値を生み出している。このような仕事を増やす事で障がい者の仕事に健常者がかかわっていける仕組みを作っていきたいです。

どんな方が点字名刺を依頼してきますか?


大政

議員さん、建設業の方、保険会社の営業の方、海外で活動されている方などです。

 
視覚障がい者が点字名刺を制作している風景
視覚障がい者が点字名刺を制作している風景
今後の目標や予定があれば教えてください。

大政

2020年、東京でオリンピック・パラリンピックが開催される事になりましたので、それまでに点字名刺を日本で普及をさせ、日本の文化として「日本は障がい者と共存している国なんです」そんなメッセージを世界にアピールしたいです。

障がいのある人に、メッセージをお願いします。

大政

20世紀は女性が経済的に自立を果たした世紀であったとするならば、21世紀は障がい者が経済的に自立する世紀になると確信しております。障害を武器にする事で、新しい形いの障がい者就労が開かれると思います。

参考リンク:点字名刺プロジェクト