インタビュー

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取材日:2018/6/22

 
一人一人の個性を理解し個性を活かす住まいづくり

No.06 久保 かをる

整理収納計画くらこことっと

暮らしもこころも整える

どのような活動をされているのか教えてください。

久保

主に整理収納コンサルタントと整理収納関連セミナーです。
発達障害住環境サポート関連では、サポーターを育てる養成講座、発達障害者向けの住環境サポートを行っています。
コンサルタントでは、ご自宅や企業に伺って、その人(企業)にあった環境作りをご提案し、片付けのアドバイスや実作業のサポートを行っております。
片付けのセミナーでは、「40代からの整理収納のススメ」や「明日から使える片付けのコツ」、「物と空間を生かす整理収納」などの題材で、片づけの啓発やノウハウを伝授しています。

それを始めたキッカケはありますか?

久保

20年以上建築関連の仕事に携わってきましたが、現場の経験から箱(家)を新しく変えても住まい方を変えなければ、真の快適は得られないと実感しました。そこで整理収納の勉強を始めました。 同時期に家族が発達障害の特性があるという事が発覚し、京都のNPO法人暮らしデザイン研究所が「発達障害×整理収納」 のサポーターを養成している事を知り、自分の使命だと感じ、発達障害住環境インストラクターの資格を取りました。

主にどんな方が利用されますか?

久保

片付けの苦手な方が多いです。 苦手な人の中には、発達障害の傾向のある人もいる、グレーの人もいる、そうじゃなくても片付けが苦手な人もいるという感じです。
整理収納アドバイザーの顧客としては、片付けは苦手ではないけど、より快適な生活をしたい、もっと上のレベルを得たいっていう方もいるのですが、私はそういう方ではなく、本当に目の前の物が片付けられなかったりとか、片付け方がわからないとか、それこそ要不要がわからないなど、苦手で困っている方のサポートをしたいと思っています。

通常の整理収納サービスと発達障害へのサポートの違いは?

久保

一般的な整理収納コンサルタントは、理想の暮らしを目標に設定することが多いです。それは「物を減らしてスッキリした部屋にしたい」とか、「使いやすいキッチンにしたい」など、具体的な目標を設定しそれに向かって進めます。
ですが、発達障害向けの目標は、「理想的な暮らし」ではなく 「ストレスの軽減」です。また、発達障害の特性は、千差万別でたくさんのケースがあります。それを理解しながら特性に寄り添ったサポートをするには、発達障害に関する知識が必要です。

今後の目標や予定があれば教えてください。

久保

そうですね、引き続きより多くの人に整理収納の大切さを伝えていければと思っています。
また、様々なケースをたくさん経験して、柔軟に対応できる力を身に着け、発達障害者も含む、片づけに困っている方々をより多くサポートできればと思います。
また、今後は小規模事業者の職場環境の整理収納も手掛けて行きたいと思っています。

障がいのある人に、メッセージをお願いします。

久保

誰にでも苦手な事はあって、その苦手に囚われて欲しくないですね。
誰でも苦手なもの得意なものと両方ある。出来ない事、苦手な事は、人に助けてもらえば良いし、自分の得意な事、好きな事で恩返しすれば良いと思います。
障害が自分の全てでなくいろいろあっての自分だと気づいてもらえればいいなと思います。